ナンピン買い 2004 2 28

 「ナンピン買い」とは、株価の下落に合わせて、
「買い」を増やす方法です。
これは、高度成長時代は、有効な方法だったと思います。
 しかし、今の時代は、「下手なナンピンは、怪我のもと」でしょう。
さらに、「ナンピン買い」は、
同じ銘柄の保有株数が増加することを意味し、
リスク分散という考え方に反します。
あまり、上手な運用とは言えません。
 このような投資は、リスクが高くなりますので、
「投資の天才」ならばともかく、一般投資家は避けてください。

 なぜ、今頃、「ナンピン買い」を思い出したのかというと、
こんな新聞記事を読んだからです。
もちろん、意味合いは違いますが、十分に連想させるでしょう。

「円反落後も、押し下げ介入」
「2月、3兆円」
「年初から10兆円超す」
「相場反転後も、円安に誘導する『押し下げ介入』を続けている。」

陶酔 euphoria 2004 2 17

2月16日の日経新聞「景気指標」には、このような記事があります。

「日米が、陶酔からさめる時」

「財務省による円売り・ドル買いの市場介入が、
空前の規模に膨れ上がっている。」

「1月の介入額は、7兆円にのぼり、
外貨準備が、7400億ドルに達した。」

「円高防止のためとはいえ、
億円単位の予算節約に四苦八苦している国とは思えない大盤振る舞いだ。」

「財務省は、買ったドルを、アメリカ国債で運用。」

「アメリカ長期金利が低下し、アメリカと世界の成長が加速している。」

「望ましくないはずの大規模介入に支えられた陶酔境の趣だ。」

「介入を実施する外国為替資金特別会計は、巨大な為替リスクを抱える。」

「大穴があけば、税金が投入される可能性があるが、
制度がわかりにくく、国民の怒りにつながりにくい。」

































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